ドコモ口座と7Payと新型コロナ

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NTTドコモが展開しているドコモ口座のトラブルが話題になっています。ここで思い出したのが、去年2019年に起きたセブンイレブンの7Pay騒動。メールで口座開設可能とか2段階認証が実装されていなかったりとか、なんだか似たような構図です。そこで個人的な経験も踏まえ、ナゼ日本を代表する巨大企業で同じようなトラブルが発生しているのか考察してみたいと思います。

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大企業にはまともなIT担当の幹部がいない

私も現役時代に何件ものシステム開発案件に絡んだことがあります。またそのうち数件には、要件定義段階から関係しました。その時の経験から類推できることは、大企業には、まともにシステムの分かる幹部がいないということです。

大企業になればなるほど、部長以上の幹部、ましてや取締役クラスは人事ローテーションでなるケースが大半です。つまり、IT担当役員とかシステム部長とか肩書がついていても、殆ど知識がない人間がつくケースが多いのです。中にはPCを殆ど触らず、未だにガラケーを使っている人も居るぐらい(さすがにドコモではないと思いますが)。

7Pay騒動の記者会見でも、担当役員が2段階認証を知らなかったというのは、有名な話。

ドコモは何故SMSや2段階認証を実装しなかったのか

これも何となく想像できます。ドコモは以前からDアカウントを導入していましたが伸び悩んでいました。PayPayやLINEペイなどに押されてスマホ決済の分野では、見る影もありません。当然、社内で大問題になったと思います。これは完全な個人的想像ですが、ドコモ口座を導入する際に、短期間で膨大な新規ユーザーを獲得するノルマが、取締役会クラスで課されたのだと思います。そこで現場は、リスクを承知の上で、あえてユーザー数獲得のために危険な賭けに出たのでしょう。当然、あれだけの巨大企業。内部では異論も出たと思いますが、上司の意向に沿わない意見は抹殺されます。古くは沈まぬ太陽とジャンボ機事故のJALから、尼崎の事故を引き起こしたJR西日本、最近では、東電の福島第一原発まで例はいくらでもあります。

ねぜ地銀が狙われたのか

今回のドコモ口座騒動では、地銀が主なターゲットになりました。正直地銀のシステム開発能力はかなり低いと思います。メガバンクは有名な「みずほシステム障害事件」で懲りて少なからずシステム部門をテコ入れしています。例えばシステム部門だけ別会社にして、銀行本体とは別の給与体系を導入してボーナスを上乗せするなど工夫をして人材流出を防いでいます。地銀、特に田舎の地銀の場合には、未だに封建制のような人事体系で、システム部門は、一段下に見られているようなところも多いと聞きます。また地銀でありがちなのが、システム担当の部長などの幹部が、ITゼネコンからの天下りの場合です。ITゼネコンの元部長などが、天下りでなっている場合も散見されます。この場合、銀行本体の役員クラスは、システム関連を全てこの天下り幹部に丸投げ状態で、自社のシステムの細部を把握していない、という話もよく聞きました。

システム担当者にスマホの知識がない

これも私がシステム開発に絡んでいて実際に感じたことですが、大企業のIT担当者の殆どが、最近のネットやスマホのシステムを理解していません。通常大企業がシステム開発をする場合は、自社でプログラム作業はしません。ほぼすべての作業が、下請けのシステム会社に外注されます。システム担当者に十分な知識があれば問題ないのですが、大企業になればなるほど、担当者の年齢が上がっていきます(年功序列のため)。私が絡んだシステム開発でも、発注側の担当者は40代、場合によっては50代のこともありました。彼らは一応現場の経験はあるのですが、20年も前の話。その頃はやっとインターネットが普及し始めたばかり。ましてスマホなど存在しません。実際にやったことがないのです。もちろん勉強はある程度しているとは思いますが、最新のセキュリティなどには通じていません。下請けが上げてきたものを最終的に検収して、ゴーサインを出す担当者に十分な知識がないのです。中にはこの点を突い吹っ掛けてくる下請けもいます。

私が絡んだシステム開発案件でも、責任者がCobolのプログラムしかしたことがなく、ネットワークやWEBの知識が皆無で、トラブルになったことが、実際にあります。

優秀な人はゲーム会社に

という感じで、特に日本の大企業のIT担当者は、お寒い状況です。では日本には優秀なシステム人材が居ないのかというと、もちろんいます。ただし、大企業には殆ど居ません。どこに居るかというと、これも個人的な感想なのですが、「ゲーム会社」です。私の友人知人などでも、IT関係で極めて優秀な人間は、ほぼすべて「ゲーム関連」です。理由は簡単で、報酬がけた違いにいいのです。特に、プログラムの能力の高い、現場型の人材になればなるほど報酬が高いです。逆に大企業で出世するタイプは、現場能力は低くても調整型で、根回しや稟議書の作成が得意なタイプ。当然、年功序列ですので、給与も個人の能力やスキルより年齢が優先されます。

また、大企業がシステム開発を下請けに出す場合には、ITゼネコンが間に入って、更に孫請けに出します。この孫請けは、正直素人の私から見ても能力が低いです。理由は簡単で、ほとんどの場合、専門学校新卒か、大卒でも文系の人間で入社したての様な人間を使っているからです。ある程度経験を積むと、優秀な人間は、みんなゲーム会社やネットの会社に行ってしまいます。IT土方と呼ばれる孫請けから転職してしまいます。人材がどんどん流出してしまうので、新人をどんどん入れて…という悪循環です。

コロナ騒動でも露呈

新型コロナウィルス騒動で露呈した役所のIT能力の低さも理由は同じです。保健所が未だに報告にFAXを使っていたり、接触確認アプリのCOCOAがいきなり落ちたり、はたまた感染者数把握システムが、バグで何か月も稼働しなかったり。全て同じ現象です。発注元の担当者がまず無知。公務員試験は優秀な成績でパスしたのでしょうが、ITの知識は、ほぼ期待できません。また役所の場合は、ほぼ必ずITゼネコンを通しますので、不具合が発生した場合でも原因をなかなか特定できないのです。

まとめ

ということで、今後も同じことが繰り返されるでしょう。

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