リーマンショックを受けて50歳でのセミリタイアを決意。それまでの怠惰な浪費型生活から抜け出し、40歳から資金づくりの貯金を開始した。目標額は2500万円。年間にすると250万円。月にすると21万円。その結果は、如何に。
2009年~2013年
本格手にセミリタイア向けの貯金に取り組始めたのは、2008年暮れに、冬のボーナを貰った時から。当初は節約のPDCMを回しながら地道に貯金を継続、順調に預金残高が増えていった。月間目標額を上回った分は、インデックス投信に。ボーナスも基本的にインデックス投信にドルコスト平均法で全額投資した。結果4年目で資産額が貯蓄目標の2500万円を上回るように。
2014年~2018年
6年目以降も貯金は定額で継続。また、この頃からアベノミクスによる株高の効果が出始める。貯金分の余りで始めたインデックス株投資が値上がり。貯金額を大幅に上回り始めた。さらに2014年の日銀による緩和第二弾と、2016年からのマイナス金利導入で、株価がさらに上昇。当初目標だった超金額2500万円は、前倒しで達成。その後2017年からのトランプ相場で株価がさらに上昇、当初予定だった2019年を前倒しして、貯金目標の2500万円をかなり上回る金額になった。
2018年セミリタイア実行
資産額が目標額をかなり上回ったことからセミリタイアの前倒しを考え始めた。また丁度そのころ会社で早期退職による退職金の上乗せ制度が発表されたことから、退職を決意、セミリタイアを決意した。
一番の収穫は、節約体質になったこと
セミリタイアを決意して始めた貯金だが、一番の収穫は、「節約体質」が身に付いたこと。日々の生活費を管理することが習慣化、そのおかげでセミリタイア後の生活費をかなり圧縮できた。現在の生活費は、家賃込みで月約15万円ほど。
セミリタイア後 | |||||
大項目 | 中項目 | 小項目 | 金額 | メモ | |
経常支出 | 固定費 | 食費 | ¥35,000 | 朝昼晩の食費 | |
光熱費 | ¥12,000 | 電気水道ガス | |||
通信費 | ¥6,500 | ネット+スマホ | |||
生命保険 | ¥5,800 | 都民共済+がん保険 | |||
医療費 | ¥5,000 | 持病の薬代 | |||
国民健康保険 | ¥2,200 | 今年から収入ゼロなのでこの金額 | |||
国民年金 | ¥16,540 | 満期まで収める予定 | |||
変動費 | 娯楽教養 | ¥2,000 | 本代∔サブスク | ||
交際費 | ¥5,000 | 会食、呑み代 | |||
被服費 | ¥2,000 | 小物買替 | |||
家具家電 | ¥2,000 | 小物中心 | |||
交通通信 | ¥2,000 | ||||
日用品 | ¥2,000 | 消耗品以外、100均中心 | |||
雑費 | ¥2,000 | ||||
消耗費 | 日用品 | ¥2,000 | 洗剤、トイレットペーパーなど | ||
住居費 | 家賃 | ¥55,000 | 都内1LDK、火災保険込み | ||
小計 | ¥157,040 | ||||
臨時支出 | 旅行・娯楽 | ¥100,000 | 年1回の海外旅行+国内旅行 | ||
家具家電 | ¥50,000 | 主にスマホの買替+PC関連 | |||
その他 | ¥50,000 | 主に家電の消耗品など | |||
小計 | ¥200,000 | ||||
年間支出合計 | ¥2,084,480 |
節約体質・・・無収入の不安からの解放
2018年にセミリタイアを実行した一番のキーは、「節約体質」。いくらお金があっても、無収入の不安は付きまとう。節約体質になって、低燃費生活が身に付いたことで、無収入の不安から解放されたことが大きい。仮に将来、受給する年金額が減額されたとしても、低燃費生活なので、それほど問題にならないと考えている。
結論・・・資産額よりも節約
世の中には、数億円(中には数十億円)の資産がありながら、浪費体質から数年で資産を食いつぶしていしまうような人が結構いる。高額な宝くじに当選した人が自己破産する傾向があるのも有名な話。もしセミリタイアを目指すのであれば、一番重要なことは資産額ではなくて、「節約体質」を身に着けることかもしれない。
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