セミリタイアに向けた重要事項、「住まい選び」。今回は、今住んでいる場所を選んだ経緯を記してみたい。
生活スタイル、コンセプト
セミリタイアして、どのような暮らしをするか、基本的なコンセプトをまず考えた。
基本:働かず引きこもり
30年近く、朝早く起きて、毎日「満員電車」に揺られる生活を送ってきたので、もう毎日は働きたくない。仕事をするにしても、週2、3日でアルバイト程度希望。あとは、ブラブラしていたい。
都会or田舎
セミリタイアというと、田舎で古民家に住んで、家庭菜園をやりながら晴耕雨読、というイメージを持つ人も多いだろう。ただ、実際に田舎に移住した人の話を聞くと、閉鎖的で濃厚な人間関係や、意外と見えない費用がかかり、必ずしも安くないとの話。村八分にされて、ゴミ出しを妨害されたり、追加で特別な自治会費を徴収されたりと、正直あまりいい話は聞かない。
私としては、ある程度交通の便もいい「程よい郊外」で、「引きこもり」と言うのが理想形。と言うことで、極端な田舎は今回は除外。主要都市の「郊外」を中心に選ぶことに。
国内or海外
海外移住も考えたが、当面は旅行で十分との結論。ただし、近い将来日本と海外のデュアルライフに移行することは、引き続き検討。
基本条件をリストアップ
場所を選ぶにあたって、まず基本的な条件を設定
- 家賃:5万円台(1DK、鉄筋コンクリート、新耐震)
- 東京へのアクセス:東京へ2時間以内(新幹線、LCCを含む、海外除く)
- 交通:可能であれば地下鉄が利用可能
- 国際空港へのアクセス:海外旅行に行くことを考えると、国際空港へのアクセス
- 買い物:徒歩圏で日常の買い物可能(スーパー、コンビニ)
- 医療:日帰り圏内にある程度の大型病院
- インフラ:都市ガス、水道(公共水道が維持可能)
- 国保保険料:国民健康保険の保険料があまり高くない
- 災害:南海トラフ、水害、火山噴火のリスクが高い地域は、なるべく除外
- 原発:あまりに近くに原発がある地域は、なるべく除外
候補地のリストアップ
条件を基に街を絞り込み、いくつかリストアップした
- 札幌・・・環境抜群、家賃が安い、光熱費と国保の保険料が高いのが玉にきず
- 首都圏(東京郊外含む)・・・利便性はNo1、家賃の高さがネック
- 福岡・・・理想的、地下鉄利用可能で家賃も範囲内、災害リスクも少ない
- 大分・・・LCC利用可能な空港に近く、激安家賃の杵築市、国東市中心に検討、ただし伊方原発が近いのがネック
- 瀬戸内(高松、松山)・・・LCCでアクセスは良好、南海トラフがネック。
- 岡山・・・新幹線利用可能、災害が少ない
※土地勘があまりないのと、住むイメージが浮かばなかったので以下の地域は除外
- 東北地方・・・寒いのは苦手なのと雪が降るので除外
- 中部地域・・・南海トラフがあるのと、土地勘がないので除外
- 関西・・・一度転勤で住んだことがあるので除外
- 北陸・・・豪雪地帯なのと、原発銀座なので除外
結論:理想は福岡ながら、移住のコストを考えて当面首都圏
条件を詰めていくと、私にとって理想的なセミリタイア先は「福岡エリア」となった。市内に空港があり、地下鉄が利用可能。家賃も6大都市としては、札幌に次いで格安。食べ物もおいしく、いいことずくめ。だが結局、移住にかかわるコストと、人間関係や、実家の問題など諸々の事情を考慮し、当面は、首都圏に留まることを選択。
続く
次回以降は、具体的な街の絞り込みのプロセスを記してみたい
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