香港問題その1・・・普通の中国人はどう思っているのか

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Twitterを見ていたら「#Agnes」と出ていたのが目についた。アグネスチャンかと思ったら、香港で民主化運動をしている「周庭」さんが、国家安全法で逮捕されたという話だった。そこで以前出会った普通の中国人の意見を書いてみたい。

翌日には保釈されたみたいですね。

普通の日本人にとっ、て香港と言えば、有名な夜景と飲茶などのグルメ、あとは税金が安く買い物天国ぐらいのイメージしかない。韓国、台湾と並んで日本から一番近い「外国」、手軽な海外旅行の定番と言う感じ。そんな中、ここ数年、香港のイメージとはかけ離れた、激しい民主化運動が行われている。香港の民主化運動に関しては、中国の一国二制度約束違反説とアメリカ陰謀説(主にアメリカサイド)が、SNS上で乱れ飛んで、実態が日本人には、今一つよくわからない部分が多い。

私は、10年以上前中国語を少しだけ齧っていて、中国に(語学を試してみるため)頻繁に旅行に行っていた。また(本土の)中国人の友人も何人かいることから、過去に彼らから聞いた話も含めて、今後の展開を予測してみたい。

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(本土)の中国人は、香港人が嫌い

まず、本土の中国人が香港人のことをどう思っているかだが、正直いって「嫌っている」人が多い。理由は、香港人が以前、あからさまに本土の中国人を見下していたから。香港人たちは自分たちのことを、イギリスやアメリカ(あと日本)と同じ先進国の人間と思っていて、本土の中国人のことを後進国の人間と馬鹿にしていた。誤解を恐れずに言うと、一部の日本人が、東南アジアのフィリピンやタイの人たちに対して、見下した態度をとるのと同じと言えば、イメージしやすいかもしれない。日本人からみれば、同じ「中国人」で大同小異というところだが、私の知り合いの中国人も、以前は香港に旅行して、(香港ローカルの)広東語でなく、「普通語(標準中国語)」を話すと、露骨に嫌な顔をされた経験があるとの話。

中国の驚異的な経済発発展で立場が逆転

ところが21世紀に入ってから、特に2008年の北京オリンピックとリーマンショックの辺りから立場が逆転し始めた。当初は、「田舎者」丸出しだった中国本土の中国人たちが急激に「金持ち」になってきた。香港人としては、大金を落としてくれる「太い観光客」としての中国人はありがたいが、中国人たちから「顎で使われる」ようになった、特にサービス業で働く底辺の香港人から見たら、「憎たらしい成金」と映るようになった。この辺りも、近年、経済が衰退した日本で、貧困層の中高年を中心に排外主義の「ネトウヨ」が広がった現象と似ていなくもない。

特に影響が大きかったと思われるのが、本土の中国人による不動産買い占め。元々土地が狭く、世界一高かった不動産価格が、一般の香港人では手が届かないレベルまで高騰してしまい、一般の香港人は、住むところにも困るようになった。

1990年代頃までは、香港人の間で、お隣の中国深圳に「愛人」を囲うのが流行していた。当時はまだ、香港と中国本土との収入差が10倍上あり、一般の香港人でも中国人の若い愛人を深圳のマンションを借りて囲うことが出来た。週末の金曜夜になると、香港から深圳に向かう電車は、深圳の愛人のところに向かう香港人の男たちでラッシュアワーなみの混雑になったことも。

それも今では、立場が逆転。世界の工場だった深圳は、世界のハイテクシティー化、以前は格安だったマンションも、一般の香港人には手が出ないほどに高騰してしまった。今では、本土の中国人が香港で豪遊する事態に。

香港は、もともと植民地、取り戻して当然

(本土)の中国人に、香港のことを聞いてみると、ほぼ全員が「中国本土と完全統合して当然」との意見が返ってくる。そもそも「香港」は1840年のアヘン戦争で英国に無理やり割譲させられた「植民地」。なぜいつまでも香港を特別扱いする必要があるのかと言う意見が大半だった。香港人の立場についても、返還前の香港は、一見民主主義に見えたかもしれないが、しょせん「植民地」にすぎず、何よりも、彼らも同じ「中国人」本土の中国人と同じ扱いを受けて「当然」とのこと。政府によるプロパガンダの影響も考えられるが、正直な意見に思えた。

日本で流れている中国のニュースは、偏っている

日本にいると、見聞きする中国関連のニュースは、チベットやウイグルの少数民族弾圧や、民主活動家の逮捕監禁などの暗いニュース一色。さもなければ、5Gやドローンなどのハイテク関連ニュースのどちらかと両極端。中国本土の中国人は、中国共産党の支配下で圧政に苦しんでいると思っている人も多いかもしれない。ところが、実際に中国本土を訪れてみると、報道とは違った姿が見えてくる。

実際の中国人は、意外と幸せ

10年以上前になるが、中国の練習を兼ねて中国本土によく旅行していた。北京や上海にも行ったが、その中で一番印象に残っているのが、四川省の「楽山」と言う町。この町には、世界遺産の大仏があり結構有名な観光地。最寄りの大都市は四川省の「成都市」で、当時は成都市から高速バスで3時間ほどかかった。楽山までは、3車線の綺麗な高速道路が走っていた。ちなみに今では、中国版新幹線が開通して1時間もかからなくなっている。

公共バスでの体験

中国では高速バスターミナルや長距離鉄道の駅は、市の中心部から離れている場合が多い。楽山バスターミナルも市の中心部から離れていた。そこで、世界遺産までタクシーを使わずに、地元の人が使う「公共バス」を使うことにした。バスに乗っていると、途中で地元の中学生の一団が乗車してきた。そこで目についたのが彼らの服装、おそろいのジャージだったのだが、みんな小奇麗な格好をしていた。靴も以前よく中国で見かけたズック靴ではなく、みんな綺麗なスニーカーを履いて、おそろいのリュックを背負っている。私が外国人だとわかると興味津々で、一生懸命にアニメで覚えたらしい日本語で話しかけてきた。世界遺産のバス停に近づくと、次で降りるんだと親切に教えてくれた。その他の乗客も一般のおじさん、おばさん達だったが、みんな普通に幸せそうに見えた(日本の方が殺気立ってるかも)。

本土の中国人たちの多くは政府を支持している

実際に、中国本土を旅行してみると、日本やアメリアなどのメディアが伝えている中国と、実際の中国の差に驚くことが多い。確かにまだ、日本やアメリカに比べると、経済やインフラ面では劣っている点も多く、民主主義も実現していない。ただ30年近く、継続して中国を訪れている身としては、食うや食わずの貧困状態から、僅か30年足らずで、全員とわ言わないまでも、多くの国民を豊かにした、中国政府の力は、認めざるを得ない。

中国人自身にしても、もちろん経済的、政治的不満もあるだろうが、ここ30年の偉大な成果に「自信」を持ってる。そして、その豊かさをもたらした中国政府を多くの国民が支持しているのも確かなように思える。

続く

次回は中国が、実際どこまで出てくる気なのかを考えてみたい

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