最近、元会社の後輩から社内の結婚事情について話を聞く機会があった。私が若いころとは事情が激変しているとのこと。
メガバンク女子3人、それぞれのの恋愛・結婚事情
私が早期退職する数年前に同じ部署に3人の新人女性社員が配属されてきた。それから約10年、それぞれが異なる道を歩んでいるようだ。
スーパー・パワーカップルA子
- 東京出身
- 大企業の部長クラスの父親の家庭で育つ
- 都内難関進学女子高卒・・・偏差値70越え
- 超難関国立大学卒(文系)・・・もちろん偏差値70越え
- 入社4年目で大学の同級生と結婚(旦那は大手損保)
- 現在、子供一人で2人目を妊娠中(育児休暇はフルで取得)
- ルックス:Bクラス(中の中)、ファッションは無難
- 性格は穏やかで敵をつくらないタイプ、おじさん達には好かれている
一人目は、「スーパー・パワーカップル」A子。ルックスはそれほど目立つほどの美人ではないが、大学在学中に「税理士試験の2科目」「証券アナリスト試験」「宅建」に合格済み。1年の支店勤務を経て「マーケット部門」に配属されてきた。入社4年目で大学の同級生と結婚。お相手は大手損保勤務。現在は、旦那の会社の高額な「住宅手当」を利用して、都内文京区の家賃30万円のマンション住まい。
結婚1年目に妊娠、さっそくフルで「育児休暇」を1年取得。同じ仕事に復帰後、現在2人目を妊娠中。当然、「育児休暇」はフルで取得予定。
彼女はルックス的には中の中といったところ。美人でもないがブスでもない。中肉中背で、残念なお胸。が、確実な仕事と穏やかな性格が相まって、おじさん達の受けは極めていいらしい。一部では将来の部長候補との声も。
ダブルインカムのため既に世帯年収は、1000万円超(というか2000万円近いとの噂)。だが派手な生活は一切せず、将来子供を海外留学させるために「貯金」に励んでいるとのこと。子供は、まだ3歳児だが既に入学させる私立中学は決定済み。小学校から私立に入れるかが悩み。
帰国子女B美・・・糟糠の妻からIT長者を目指す!
- 千葉県出身ながらフランスはおパリ育ちの帰国子女
- 都内の超有名お嬢様女子大の付属からエスカレーター(高校は帰国子女クラス)
- 入社3年目で大学時代に知り合った旦那と結婚、現在一児の母
- 旦那は、有名私大の体育会出身で大手コンサルからITベンチャーに転職
- ルックス:Aクラス、長身でスタイルもいい、ファッションもおしゃれ、青山のサロンでヘアーカットしている、ただし顔はよく見るとゴツイ(父親の遺伝か)
- 性格:普段は人見知りでおとなしいが、端々にセレブ感が出る。たかびーな印象からおじさん受けはあまりよくない。
2人目は。パリ育ちの帰国子女B美。父親が大手企業の役員クラスで、海外勤務で幼少期はパリで過ごす。帰国後は都内超有名女子大付属お嬢様女子高の帰国子女クラスからエスカレーター。ただし実家は、父親がバブル期にマイホームを買ったため千葉なのが玉に瑕。
3年目で都内難関私大の体育会出身の彼氏と結婚。旦那は、大手外資コンサルからITベンチャーへ転職、当初は殆ど収入がなかったらしい。生活費は彼女が稼ぐ給料がメイン。埼玉県の郊外の賃貸マンション住まい。
B美は、フランス育ちだけあって、やたらセレブ感が漂う。本人が目指しているのも超セレブ。普通の中の上クラスでは満足できないらしい。旦那がITベンチャーで成功してストックオプションでIT長者になる事を目指しているらしい。
ただし旦那のITベンチャーは道半ば。今のところ主な収入源は、彼女の収入がメインらいし(おじさん達からは実質「ひも状態」との陰口も)。
九州出身C奈・・・港区女子を目指すも不倫地獄に落ちる
- 九州(福岡以外)出身、親は地方公務員で兼業農家
- 地元の旧女学校ナンバーワン進学校卒
- そのまま地方旧帝大卒後に就職で上京
- 独身で都内1K賃貸マンション暮らし
- ルックスは、Sクラスで見た目は女子アナでも通用するレベル
- 性格:明るい性格だが、端々に地方エリートにありがちな選民意識がにじみ出る
- 都会への憧れが強く、当初は「港区女子」を目指すも敗退
3人目は九州某県出身、地方旧帝大卒のC奈。3人の中では抜群のルックスを誇る。女子アナと言っても通用するレベル。
九州地方の田舎出身だけあって「東京への憧れ」が異様に強い。タワマン、外車、高級ワイン、代官山などのキラーワードに弱い。週末は、意味もなく表参道くんだりまでカフェしに行くらしい。
3人の中では一番美人なC奈だが、どうも「不倫」の罠に落ちてしまったらしい。お相手は最初の支店の元上司。もともと東京への憧れが強く、都会的なライフスタイルへの憧れが強かったC奈。同期の「ダサい」男性社員には目もくれず、当初は伝手を辿って、意味もなく「異業種交流会」と「タワマンパーティ」とかに参加して「港区女子」を目指していたらしい。結果は、適当に遊ばれただけ。そこに付け込んだのが都内男子校出身のイケメン元上司。恵比寿の高級ワインバーという「ベタ」な場所で落とされたとの話。
週末に家族に嘘をついて箱根の温泉に不倫旅行に行ったところを同期に目撃され、あえなく不倫関係は露見。元上司の妻(この人も元行員)に会社にチクられた。
現在は不倫がばれて、社内では「事故物件」扱い。下手につつくと「セクハラ」騒動になりそうなので、周りは何事もなかった風を装い、腫物扱い。
社内的には「終わった」とみられているらしいが、Sクラスのルックスから、実情を知らないスケベ爺の担当役員には受けがいいらしく、一部では、「肉弾攻撃」からの「一発逆転」の可能性も。
最近、セレブ向けの結婚相談所に登録したとの噂(社員が何万人もいる「メガバンク」では、結構な確率で同じ相談所に同期がいたりしてばれるらしい・・・、恐ろしや)。
最近のメガバンク女子の特徴
と、同じ時期に配属されたメガバンク女子も、10年たてば、3人3様な人生を歩んでいるが、私が若かったころと比べるといくつか特徴がある。
結婚がとても早い
昔と比べると最近の女性社員は「結婚がとても早い」。実際3人の女性社員のうち、2人は、20代のうちに結婚して出産もすましている。お相手は、いずれも「大学時代の同級生(又は彼氏)」。もともと彼女たちが「高学歴」ということもあるが、特に、世の中の動きに敏感な「東京出身」の「賢い女性」たちは、将来を見越して、学生時代から物件を予約しておくことが「常識」らしい。そして、就職後に生活が安定すると「速攻で結婚」。下手に引き延ばすと、ほかの「泥棒猫」に横取りされるリスク。
専業主婦願望は、ほぼなし
もう一つの特徴は、「専業主婦願望がほぼない」こと。彼女たちの親世代は、昔「新人類」と呼ばれた高度成長期生まれの人たち。その前の「団塊の世代」と比べると、女性のキャリア志向がとても高いように感じる。母親世代は、男女雇用機会均等法より前の世代のため、キャリアを築けなかった母親の薫陶を受けたのか、正社員になったら、死ぬまで「辞めない」ことが常識のようだ。この点は、ひとつ前の「団塊ジュニア」世代とは、大きく異なるようだ。
地方出身者は不利
これは、昔からそうなのかもしれないが、ここでも東京出身者と地方出身者の格差が表れているように感じる。「東京出身」の女性達は、都会の一見華やかな表層には騙されずに、実態をよく観察して、取るべき行動をきっちりとっている。とても現実的。一方地方出身者は、どうしても都会への憧れが強く、表層的な情報に流されてしまうのかもしれない。
住まい一つとっても、東京出身者は、本物の「富裕層」がどこに住んでいるかを体感的に知っているようだ。実際にパワーカップルA子は、将来の子供の進学を考えて、「文京区」の賃貸マンションに住んでいる。一方地方出身のC奈は、ご察しの通り「タワマン」への異様な憧れを口にしていた。ちなみにセレブB美は将来は、コートダジュールに住みたいらしい。
優良物件の男性は「青田刈り」が常識
もう一つは、結婚相手の殆どが「大学時代の同級生(彼氏)」だったこと。30年ほど昔は、一部の遊びなれた学生を除くと、実際は「彼女いない歴=年齢」の男性社員が多くて、「社内結婚」が大半を占めていた。
今は、就職後に結婚相手を探すのでは「遅い」らしい。高学歴、高収入でイクメンになる可能性のある男性を、大学時代から「青田刈り」するのが常識らしい。
アラサーで婚活しても遅い
地方出身の女子には気の毒だが、就職で上京した時点で「勝負はついている」らしい。ましてや、アラサーで肉食女子化したり、慌てて婚活しても、「もう遅い」らしい。特に東京に伝手の少ない「地方大学出身者」は不利。
まとめ
と、3人3様の人生模様だが、なにはともあれ、皆さん幸せになってください。
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